公務員のこと

公務員か民間かどっちに就職すべきか迷う時の5つの判断基準を解説

公務員か民間かどっちに就職すべきか迷う時の5つの判断基準を解説

「公務員か民間企業か、どっちに就職しようか迷う」

「自分に向いているのは、公務員なのか民間なのか知りたい」


今回はこのようなお悩みにお答えします。

この記事の内容
  • 公務員か民間かどっちに就職すべきか迷う時の5つの判断
  • 公務員、民間企業への間違ったイメージを払拭
  • 民間でも、大企業は公務員と似てる
  • 僕が公務員から民間企業に転職した5つの理由


本題に入る前にこの記事を書いている僕の自己紹介をさせてください。

自己紹介

僕は新卒で公務員(消防士)になり、6年後に民間企業(プログラマー)に転職。僕も就活する時は公務員か民間かどっちにしようか迷ったので、民間企業と公務員の両方の経験から解説します。


公務員か民間かは、確かに大切な決断であることは間違いありません。迷う気持ちもすごく分かります。



この記事では、公務員か民間かどっちに入ろうか迷う人のために、5つの判断基準を紹介します。



本記事を読み終わる頃にはこれから何をすれば良いか明確になっているはずです。

公務員か民間かどっちに就職すべきか迷う時の5つの判断基準

公務員か民間かどっちに就職すべきか迷う時の5つの判断基準

公務員か民間企業か、どっちにしようか迷っている人は以下の5つを判断基準にしてみると良いです。

  1. 平均以上に稼ぎたいか、平均で満足か
  2. 仕事にやりがいを求めるかどうか
  3. 転勤したいかしたくないか
  4. 世間体を気にするかどうか
  5. 独立したいかどうか


1つずつ解説していきます。

公務員か民間かの判断基準① 平均以上に稼ぎたいか、平均で満足か


どれくらい稼ぎたいかによって公務員か民間、どっちにするべきか決めるのはありです。



というか、公務員になったら大きく稼ぐのはほぼ不可能だと思っていいです。



なので、

  • 平均以上に大きく稼ぎたい人
    >>> 民間企業(自分の努力次第で稼げる営業などがおすすめ)
  • 必要以上にお金はいらないから安定した収入が欲しい人
    >>> 公務員

という感じです。

公務員か民間かの判断基準② 仕事にやりがいを求めるかどうか


仕事を生きがいにしたい人は、どちらかと言ったら民間企業の方が良いです。



もちろん公務員でもやりがいはあるかもしれませんが、圧倒的に民間企業の方がやりがいを見つけやすいです。



なぜなら利益を追い求めるから。

僕の経験上、公務員は数字を追わないのでどうしても前例踏襲な仕事が多くなります。


なので、仕事にやりがいを求める人は民間企業がおすすめです。

公務員か民間かの判断基準③ 転勤したいかしたくないか


全国転勤とかしたくない人は、公務員がおすすめ

ただ、転勤に関しては、民間企業でも全国転勤があるような大企業に入らなければOKです。


逆に公務員でも大きい都道府県の職員になってしまうと、引っ越しや単身赴任なども普通にあります。



なので一概に公務員か民間かでは片付けられません。



転勤したくない人は、市町村の公務員小規模な民間企業を選びましょう。

公務員か民間かの判断基準④ 世間体を気にするかどうか


世間体や社会的信頼を気にする人は、公務員がおすすめです。



理由はシンプルで、公務員は世間からの評判が良いからです(民間企業が悪いという話ではありません)。

僕も公務員だったときは、親戚や知り合いからすごく羨ましがられました。


もちろん、民間企業でも誰もが知る大企業に入れば世間体も良いはず。



しかし、大企業に入るよりは公務員になる方が圧倒的に簡単なので、世間体を気にする人は公務員がおすすめです。

個人的には、世間体を気にする必要はあまりないと思ってます。

公務員か民間かの判断基準⑤ 独立したいかどうか


「独立したい」という目標がある人は、圧倒的に民間企業がおすすめです。



なぜなら、公務員は独立できるようなスキルが付きにくいからです。当然、民間企業でも独立できるようなスキルが身に付かなければ独立は難しいです。

実際に僕は独立したいと思ってたので「最初から民間企業に入ってスキルを身につければよかった」という後悔もあります。


なので、独立したい人はスキルが身に付く民間企業(プログラマーや不動産、営業職など)がおすすめです。

公務員、民間企業への間違ったイメージ

公務員、民間企業への間違ったイメージ

公務員と民間企業に関して、いろんなイメージの違いがあると思います。その中でもありがちな間違ったイメージを払拭していきます。

公務員に対する間違ったイメージ


公務員に対するありがちなイメージはこんな感じだと思います。

安定してる


スキルのつきにくい公務員は、定年後の仕事探しに苦労します。



働かずにいければいいですが、退職金も減少傾向にあるので定年退職後の労働は必須。これをほんとに安定してると言えるでしょうか?

残業がない


公務員も普通に残業あります。


市役所とか普通に夜10時くらいまで仕事してますよね。


僕がやっていた消防士も普通に休憩時間にタダ働きしてました。

完全な年功序列


割と年功序列なのですが、意外と人によって昇進昇格に差がつきます。



しかも公務員は評価に明確な規準がないことが多いので、上司からの好かれ具合でほぼ決まります。

民間企業に対する待ちがったイメージ


民間企業に対してありがちなイメージを紹介します。

残業が多い


公務員よりも民間の方が残業が多いイメージあると思いますが、実はそんなことありません。



少なくとも僕は、公務員時代よりもプログラマーになってからの方が残業は少ないです。

成果主義


民間企業でも、年功序列気質なところは意外と多いんですよね。



明確な評価軸がない企業ほど、年齢で給料を決められがち。



両方を経験してみた感想ですが、公務員と民間で成果主義か年功序列かというところにあまり差は感じません。

すぐにクビになる


日本の会社は法的にすぐに辞めさせたりすることはできません。



逆に公務員でも「飲酒運転をして懲戒免職」とかもあります。



むしろ、場合によっては公務員の方が民間よりもクビになりやすいケースもありますよね。

民間だとしても大企業の場合は公務員と似ている

民間だとしても大企業の場合は公務員と似ている

ここまで民間か公務員かという話をしてきましたが、正直言うと、大企業と公務員はほぼ同じ



公務員も大企業もだいたいは、

  • 年功序列
  • 安定感あり
  • 福利厚生充実
  • スキルはあまり身に付かない
  • 組織の縛り強め

という感じ。



違いは、全国転勤の有無くらい。逆に言えば、大企業と同じくらいの待遇かつ全国転勤がないのが公務員の良いところかもしれません。



つまり、個人的には大企業に入るくらいなら公務員になった方がマシだと思います。

正直、公務員か民間かは入ってみないと分からない

正直、公務員か民間かは入ってみないと分からない

身も蓋もない話をすると、公務員か民間かのどっちが良いのかは入ってみないとわかりません。



理由は「民間企業」は企業によって全然違うからです。公務員は大体どこも同じですが、「民間企業」とひとまとめにするのはナンセンスですよね。



もちろん先ほどの判断基準はかなり参考にしてもらえると思いますが、それ以外の不確定要素が多いのも事実です。

公務員か民間か迷うならどっちの情報も集めるべき


公務員か民間かで迷うなら、どっちも情報収集するべきです。



理由は先ほども話したとおり、公務員と民間企業についてのイメージが間違っていることも多いからです。



できるだけ情報を集めた上で、先ほどの5つの判断基準を参考にすればOK。なのでまずは公務員も民間も対応できるようにしておきましょう。

公務員と民間の併願も可能


最後まで迷う場合、公務員と民間の併願も可能です。

僕も大学時代公務員か民間か迷ってたので両方の就活をしてました。


両方合格するとも限らないので、僕の場合は「先に受かった方にする」と決めて就活した結果、公務員になったんですよね。



迷う場合は僕と同じように、両方受けてみるのもありです。
>>就活で公務員と民間企業の併願が可能な理由と5つのポイント

入ってから転職も全然OKです


実際、入ってから転職するのも全然OK。というか今の時代、転職しない人の方が少ないです。



正直、入る前に公務員と民間のどっちがあなたに合っているかを見極めるのは簡単ではないですよね。



なので、「入ってみて合わなかったら転職すればいいや」くらいの気持ちで問題なしです。

僕が公務員から民間企業に転職した5つの理由

僕が公務員から民間企業に転職した5つの理由

参考までに、僕が公務員から民間企業に転職した理由は主に5つ。

  1. スキルを身につけたかった
  2. 縛られたくなかった
  3. もっと稼ぎたかった
  4. 独立したかった
  5. 家族との時間を増やしたかった


1つずつ解説していきます。

公務員から民間に転職した理由① スキルを身につけたかった


公務員を定年退職した後、仕事探しに苦労している上司を見て、スキルがないことへの不安が大きくなりました。



今の時代公務員の退職金は減っている上に、寿命は増えてますよね。



なので、公務員でも退職後に働くことを考えると不安になりスキルが欲しくなりました。

公務員から民間に転職した理由② 縛られたくなかった


公務員って割と組織に縛られるんですよね。



「公務員らしく」とか口癖のように言われ、常に公務員の看板を背負ってる感じ。



僕はこの「組織に縛られてる感」があまり好きではありませんでした。

公務員から民間に転職した理由③ もっと稼ぎたかった


シンプルに、もっと稼ぎたかったというのもあります。



公務員は給料が減ったりはしないものの、一生で稼げる額がほぼ決まってるじゃないですか。



一度きりの人生なので、いろいろなことに挑戦していきたいと思い転職しました。

公務員から民間に転職した理由④ 独立したかった


漠然と独立したい気持ちもありました。



友人が何人か起業したりするのを見て「羨ましい」という気持ちになったのを今でも覚えてます。



公務員でいる限り、独立するためのスキルは身につけにくいため、IT企業に転職しました。

公務員から民間に転職した理由⑤ 家族との時間を増やしたかった


ちょうど転職を考えていたときに子供が生まれたんですよね。もうめちゃくちゃかわいくて、ずっと見ていたい気持ちになりました。



でも、公務員のままだったら家族の時間も限られます。独立したい理由でもあるのですが、自由な働き方をしたかったんですよね。



そうすれば、家族の時間も増やせる可能性もできるので、自由度の低い公務員を辞めました。

【まとめ】公務員か民間かどっちかで迷うなら行動しよう

まずは行動してみないと何も始まりません。逆に、行動すれば公務員か民間かを決める要素も増えます。

この記事を読んでくれているあなたは行動力があるからこそ自ら調べ、この記事に辿り着いてくれたはず。


そしてこの記事では、公務員か民間かを選ぶときの判断基準を5つ紹介したので、行動で得た立派な情報です。



これからあなたがやるべき行動は、試験対策や企業探しです。就活は早さも重要なので、即行動を心がけましょう。

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