「公務員試験と民間企業の就活の両立ってできるの?」
「公務員か民間どっちにしようか迷ってるから両方受けたい」
「最後まで選択肢を広く持っていたい」
今回はこのようなお悩みについて解説します。
- 就活で公務員と民間企業の併願は可能な3つの理由
- 面接では併願していることを隠すべきなのか
- 就活で公務員と民間企業を併願するメリット・デメリット
- 就活で公務員と民間企業を両立する5つのポイント
本題に入る前に、この記事を書いている僕の自己紹介をさせてください。
【自己紹介】
- ぱんだの中の人(詳しいプロフィール)
- 元公務員(消防士)
- 現役の在宅エンジニア(未経験から転職)
- YouTube(ぱんだ【元消防士エンジニア】)
- twitter (@from_fdcom)
僕は新卒で公務員試験と民間の就活を併願してました。公務員になりましたが、6年で公務員を辞めて民間に転職。
公務員と民間を併願した経験、公務員と民間の両方で働いた経験も踏まえて解説します。
公務員と民間どっちにしようか決めれないから併願したい、でも上手く両立できるか不安ですよね。
確かに、何も考えずに就活に望むと、どっち付かずになってしまう可能性もあります。
この記事を読み終わる頃には、公務員と民間の併願が可能な理由と、併願で失敗しないポイントを押さえられるはずです。
就活で公務員と民間企業の併願は可能な3つの理由

公務員と民間企業の併願は可能である理由は主に以下の3つです。
- 併願を実現してる人が多い
- 今はスマホアプリで就活も可能
- 民間同士の併願と同じ
1つずつ解説していきます。
公務員と民間の併願が可能な理由① 併願を実現してる人が多い
公務員と民間の併願が可能な1番の理由は、併願を実現してる人が多いというところ。
正直、公務員と民間企業の併願は難しいことではありません。
他にも公務員と民間を併願してる人も多いので、あなたにもできます。
公務員と民間の併願が可能な理由② 今はスマホアプリで就活も可能
今は、スマホアプリを使って民間企業の就活をすることが可能。
民間企業の就活が効率化できれば、公務員試験の準備にも時間を割くことができて両立しやすくなりますよね。
例えば、キャリアチケットスカウトは、
- アプリをダウンロード
- 5つの質問に答える
- 仕事に求める価値観を明確にする
- 価値観に合った企業からオファーが来る
- インターン、説明会、選考へ進む
という流れで就活を進めることができます。このようにしてスマホアプリで民間への就活を効率化できるため、公務員と民間企業の併願も十分可能。
アプリは無料なのでダウンロード必須です。
公務員と民間の併願が可能な理由③ 民間同士の併願と同じ
公務員と民間企業を併願すると言っても、複数の民間企業を併願するのとやることは変わりません。
日程を被らないようにして、それぞれの試験や面接の対策をしていくだけです。
なので、公務員と民間企業の併願は可能です。
公務員か民間かで迷っている人はこちらの記事もどうぞ。
>>公務員か民間かどっちに就職すべきか迷う時の5つの判断基準を解説
面接では併願していることを隠すべきなのか

おそらく、公務員と民間企業を併願する上であなたを悩ませるのは「併願していることを面接で言ったほうが良いのかな?」という点だと思います。
僕も同じことで悩みましたが、実際に併願していた経験から、民間と公務員別で対策が異なるのためそれぞれ解説します。
公務員の場合は併願していることを言ってもOK
公務員の場合は、民間企業と併願していることを言ってもOKです。
なぜなら面接官も「多くの人が民間と併願している」ことは予想がつくからです。
ここで併願していることを隠して、面接であたふたすると面接官からも不誠実な印象がつきかねません。大切なのは、併願していてもしていなくても誠実に伝え、併願している明確な理由を準備していくことです。
できれば「第一志望は〇〇市役所です」みたいな前向きな言葉を添えると良いですね。
民間の場合は併願していることを言うかどうかは企業の特性による
民間企業の場合、併願を打ち明けるかどうかは企業の特性によります。具体的に解説します。
ベンチャー企業などの場合は併願していると言わない方が良い
例えばベンチャー企業などの場合は、挑戦的な人を求めている可能性が高いので、公務員と併願していることはあまり言わない方が良いです。
公務員と併願していると言うと「安定思考で挑戦意欲が低いのではないか」と思われることもありそうですよね。
さらにベンチャー企業の場合は社長が直接面接することも多いです。社長からしたら公務員との併願はやはり嬉しいことではないはず。
なので、併願していることは言わない方がおすすめです。
大企業の場合は併願していると言ってもOK
大企業の場合は公務員と併願していることを言っても問題ないでしょう。
なぜなら大企業は公務員と特性が似ているから。さらに大企業は社長が直接面接に来ることは稀です。
ということは面接官も「自分が代表の会社」の面接ではないため「併願されて悲しい」という感情は生まれにくいです(これは公務員の面接官も同じです)。
なので、大企業の場合は、公務員と併願していることを言っても問題ないでしょう。
もちろん「ここが第一志望です」と言えるに越したことはないので、第一志望の理由も準備していきましょう。
公務員と民間のどちらかを辞退するときは丁寧に対応しよう

公務員でも民間でも、両方受かったりしてどちらかを辞退することもあると思います。
そんなときは必ず丁寧に辞退しましょう。「2度と会うことはないから適当でいいや」という対応はNG。
なぜなら、今後も関わる可能性があるからです。例えば、
- 仕事での関わりも出てくる可能性
- 就職後に転職する可能性
などがありますね。
関係性を大切にしておけば、今後転職をするときに有利になることもあるし、仕事上の関係があっても上手く行きやすくなります。
なので、内定を辞退するときは丁寧かつ誠実に対応しましょう。
就活で公務員と民間企業を併願する3つのメリット

公務員と民間企業を併願すると以下の3つのメリットがあります。
- 筆記試験の勉強が互いに活きる
- 面接の場数を増やせる
- シンプルに選択肢が増える
順番に解説していきます。
公務員と民間を併願するメリット① 筆記試験の勉強が互いに活きる
公務員試験の対策での勉強も、民間企業での試験(SPIなど)の試験対策勉強もお互いに活かせます。
理由は、内容が似ている部分があるからです。
例えば学生時代の必修科目である5教科などの一般教養は公務員でも一般企業でも試験範囲になっていることも多いです。
一般企業の対策も公務員の対策も両方行わなければならないのは事実ですが、試験内容が似ている部分もあるので、試験内容によっては効率的に対策が可能です。
公務員と民間を併願するメリット② 面接の場数を増やせる
就活において面接に慣れるということは重要です。面接だけで決まってしまう民間企業もありますよね。
そして、面接慣れするために最も重要なのが「場数を踏むこと」。
つまり、公務員と民間を併願することにより面接の場数を踏めるということは、公務員を受ける上でも一般企業を受ける上でも大きなメリットになります。
公務員と民間を併願するメリット③ シンプルに選択肢が増える
これは言うまでもないかもですが、公務員と民間企業を併願することで進路の選択肢が増えますよね。
民間か公務員か迷っているという人は、とりあえず両方受けてみるのがおすすめです。
僕は「先に試験に受かった方にしよう」という感じで試験に進路を任せる感じで併願し、結果、公務員試験の方が先に受かったため、公務員になったという感じです。
就活で公務員と民間企業を併願するデメリット

公務員と民間を併願するデメリットは、単純に労力がかかることです。
でもそれって、民間企業を複数併願するのも同じですよね。
なので、公務員と民間の併願だからというわけではありません。
就活は人生を左右するイベントの1つなので、多少忙しくても踏ん張りましょう。
就活で公務員と民間企業を両立する5つのポイント

公務員と民間企業の併願をうまく両立するポイントを5つにまとめてみました。
- 効率重視で行う
- 試験勉強は早めに始める
- 日程調整を綿密に
- 無駄を省く
- 情報感度を高めておく
順番に解説していきます。
公務員と民間を両立するポイント① 効率重視で行う
効率的に就活を行うことは大切です。併願するとなると忙しくなるので時間は貴重。
効率的に就活を行うためのポイントは、スマホを活用してスキマ時間を有効に使うこと。
例えば先ほども紹介したキャリアチケットスカウトはスマホアプリで就活ができるのでおすすめです。
公務員と民間を両立するポイント② 試験勉強は早めに始める
試験対策は早めに始めましょう。
公務員と民間企業で試験内容が被っている部分があると言っても、当然ながら違う部分もあります。その分勉強範囲も広がりますよね。
おすすめは公務員の試験対策から始めることです。なぜなら公務員試験の方が比較的早期に行われる傾向にあるからです。
なので、この記事を読んでいる今、この瞬間からでも公務員試験の対策を始めましょう。
公務員と民間を両立するポイント③ 日程調整を綿密に
日程調整は綿密に行いましょう。くれぐれも試験日時が被ったり、移動時間を考慮し忘れて遅刻したりしないようにしたいところ。
予定の管理には、Googleカレンダーなどが使いやすくておすすめです。
公務員と民間を両立するポイント④ 無駄を省く
公務員と一般企業を併願するなら、とにかく無駄を省きましょう。就活は人生を左右する大切な時期ですよね。
受験と同じなので、試験対策や面接練習、情報収集に集中しましょう。
大学生の場合は受験の時期と違い、飲み会などの誘惑も増えてきます。たまに息抜きをするのは大切ですが、計画的に息抜きをしたいところですね。
公務員と民間を両立するポイント⑤ 情報感度を高めておく
就活は、常に情報感度を高めておくことも大切です。
志望する自治体公務員や民間企業の募集がいつ始めるのか、試験内容はどんな感じなのか、などをこまめに調べるのが重要。
情報感度を高めておくことは疲れると思いますが、今だけの我慢だと思って踏ん張りましょう。今の経験はこの先もきっと活きるので。
【まとめ】失敗しても、転職という選択肢もある
就活は人生を左右する大事なイベントであることは間違いありません。
しかしあまり神経質になる必要もないです。なぜかと言うと、就職後に転職しても良いからです。
僕も公務員から民間に転職し、民間から民間への転職も経験しました。
今の時代、転職したからと言って評価が下がることもないので、「後で転職もできるんだ」というのを忘れずに、ある程度リラックスしてやっていきましょう。