公務員のこと

20代地方公務員の年収まとめ【僕の公務員時代の給与明細も公開】

「20代の地方公務員は、年収どのくらい?」

「20代公務員のリアルな給料、手取り収入を知りたい!」

「自分の年収は他の公務員に比べてどのくらいか知りたい」


今回は、このような内容について解説します。

この記事の内容
  • 20代地方公務員の年収まとめ
  • 僕が26歳の時の給与明細公開
  • 平均よりも上限を見た方が良い理由


この記事を書いている僕の、自己紹介を軽くさせてください。

自己紹介

僕は6年間、消防士をやってました。
消防士といっても、僕のいた組織は、給料の基準が同市の市役所と同じ。その時の給与明細も載せておきますので、ぜひ参考にしてください。


公務員は安定していて、年収もそこそこなイメージがありますよね。



でも、20代の場合はどのくらいが平均なのでしょうか?



正直、給料はかなり安かったです。でも公務員は年齢さえ重ねれば、「高給取りになれる」という希望だけで公務員を続けてました。

でも、僕は実際に、当時52歳だった上司の給料を聞いて絶望。僕が公務員を辞めた理由の1つです。


しかし、そうは言っても公務員。どんな時でも安定してます。それでも給料に不満があったら、僕みたいに転職もあり


転職すると、稼げるチャンスも広がります。僕は、自分の力でも稼げるようになり、公務員時代よりも稼げています



それでは本題に入っていきましょう。

20代公務員の年収まとめ

20代公務員の年収まとめ

都道府県、政令指定都市、市役所、町村役場の、【一般行政職】についてまとめてあります。

今回は、令和2年4月1日地方公務員給与実態調査結果を参考に給料、ボーナス、年収を算出しました。

・ボーナスに関しては、【月給×4.0】で計算し、

・年収に関しては、ボーナスを含めた、【月給×16.0】で計算しました。


多少誤差(手当て等で上下)はあるかもですが、僕の公務員時代の年収もおおよそ、このような計算で当てはまっていたので、参考になると思います。


なお、今回は学歴等も含めた、すべての平均になります。

大卒ならもう少し、高く、高卒だと、もう少し低くなる可能性があるよ。

【都道府県職員】20代の給料

月給ボーナス年収
20〜23歳183,394円約73万円約293万円
24〜27歳208,544約83万円約334万円
28〜31歳237,953約95万円約381万円

【政令指定都市職員】20代の給料

月給ボーナス年収
20〜23歳179,760約72万円約288万円
24〜27歳204,225約82万円約327万円
28〜31歳235,288約94万円約376万円

【市役所職員】20代の給料

月給ボーナス年収
20〜23歳181,994約73万円約291万円
24〜27歳205,901約82万円約329万円
28〜31歳232,238約93万円約372万円

【町村役場職員】20代の給料

月給ボーナス年収
20〜23歳173,772約70万円約278万円
24〜27歳199,975約80万円約320万円
28〜31歳224,929約90万円約360万円

ちなみにこの金額ってどうなの?安いの??

民間企業と比較して特別、安月給というわけではないです。

でも、「公務員は給料が安い!」と言われる理由は何故なのでしょうか?

おそらく、「頑張っても稼げないから」だと思います。



確かに、民間企業に勤めている僕の友人たちは、営業のインセンティブだったり、副業、残業代などで給料よりもさらに多くの収入を得ていました。



まさに、私が公務員をやっていて感じていたことは、

  • 残業代がほぼない
  • 副業も難しい

なので稼ぎにくい。。。

という現実。

なので、民間の方がやり方によっては稼ぎやすいです。

公務員のメリットとデメリットに関しても書いてるので、読んでみてください。
>>公務員のメリットとデメリットを5つの視点から元公務員が徹底解説!

僕が26歳の時の公務員の給与明細公開

具体的に、20代公務員の手取りがどのくらいになるのか気になる。。。

OK!実際に、僕が26歳で公務員だったときの給与明細を見せるね。


実際の手取りは、178,143円です。(③)
※僕の場合は、端数を貯金するようにしてたので、実際に給与の口座に入るのは170,000円でした。(④)


ですが、家賃手当てが26,000円含まれているので、持ち家の場合はここからさらに26,000円引かれます。(②)


つまり、持ち家だったら、152,143円の手取り収入ということになります。


参考までに、このときの基本給が199,700円。(①)

このときの生活レベルはどんな感じ?


このときの生活は、僕の場合は結構きつかったです。

でも、実家暮らしで奨学金などもなければ、結構余裕はあると思います。



僕の場合、実家暮らしではなく、家賃、光熱費、食費なども支払う必要がありました。

さらに、

  • 奨学金の返済
  • 車ローン


もあったので、なかなかきつかったですね。笑

実際、僕が公務員を辞めた理由にも入ってます。
>>僕が消防士から転職した5つの理由と後悔しない秘訣

実家暮らしなら、結構余裕はあるかもしれませんが、僕のように、奨学金や自動車ローンなどがある場合は、かなり厳しいです。

結婚する場合、共働きじゃないとかなりきつい


結婚して、家族を養うのはかなり厳しいです。



実際、僕も公務員時代(20代の頃)に結婚して子供も産まれましたが、妻が出産や育児で働けない間、貯金を切り崩して生活するという感じでした。


おそらく、20代の公務員1人の収入だけで、家族が生活していくのは現実的ではないと思います。

平均年収よりも年収の上限を見た方が良い理由

平均年収よりも年収の上限を見た方が良い理由

平均年収を気にする人が多いですが、実際にはその業界のトップの年収を見た方が良いです。



なぜなら、「頑張ったら稼げるのかどうか」が分かるからです。



実際、平均ってあんまり意味ないですよね。

例えば公務員の場合、平均年収は悪くないけど、年収の頭打ちは他の業界と比べてかなり低い

僕の消防士時代はトップ(消防長)になったとしても、年収1000万に届きませんでした。



僕がプログラマーになったのも、プログラマーの年収の上限がかなり高いからです。

ちなみに、フリーランスエンジニアになれば若くても年収1000万以上の人はたくさんいます。

でも、年収の上限が高いと、その分下限も低くなるんじゃない??


そう思うかもしれませんが、そんなことはありません。

元に、プログラマーの中で、収入が低い人達でも、若い公務員よりも年収が低いことは稀です。


というか、若い時に、公務員よりも収入が低い業界は少ないです。



なので、平均年収よりも業界のトップを見た方が参考になります。

【まとめ】収入を重視するなら、公務員はおすすめしない


収入を重視するなら、公務員になるのはおすすめしません。



やはり、頑張っても稼げない上に、上限も決まってしまっているというのは収入を上げる上では不利です。


僕も、公務員時代に収入に不安があって、公務員を辞めた人間の1人。

なので、公務員を辞めようか迷ってる人の気持ちはすごくわかります。

「転職して収入を上げたいけど、実際に行動するのは怖い」というのが本音だと思います。
そんな人は、こちらの記事も読んでみてください。

>>「公務員を辞めてはいけない」という考えが間違っている3つの理由を元公務員が解説


収入を上げたいなら、行動あるのみです!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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