「公務員のキャリアプランはどんな風に描けば良いの?」
「公務員で出世するコツを知りたい」
「公務員の将来はどうなの?」
今回は、こんなお悩みにお応えします。
- 公務員のキャリアプランの描き方を3つのポイントで解説
- 【公務員のキャリアプラン】誰でも出世できる具体的な3つの方法
- キャリアプランはあくまで目安でしかない
- 人生のキャリアは公務員以外にもある
本題に入る前に、この記事を書いている僕の自己紹介を簡単にさせてください。
僕は大学を卒業後、公務員(消防士)になりました。公務員のキャリアについて真剣に考えた上で「転職」を決意。
なので、公務員だけどキャリアに不安があるという人には参考にしてもらえると思います。
「公務員になれば安泰」と思っているけど、実際にやってみたらそんなことないですよね。
今後のビジョンを深く考えずに歳を重ねると、「気がついたら同期と差がついていた」なんてことにもなりかねません。
逆に、公務員としてのキャリアを具体的に思い描く方法がわかれば、今後の自分がなりたい姿に近づくことができるはず。
この記事では、「公務員のキャリアプランを描く具体的な手順」を解説していきます。
公務員のキャリアプランの描き方を3つのポイントで解説

公務員のキャリアプランの描き方のポイントは主に以下の3つ。
- 将来像を具体的に想像する
- 今の自分の立ち位置を理解する
- 理想の将来像までの小さな目標を決める
1つずつ解説していきます。
公務員のキャリアプランの描き方① 将来像を具体的に想像する
将来、あなた自身がどうなりたいのかをしっかり決めましょう。
でも「そんなこと言われてもよくわからない」という人がほとんどですよね。僕も公務員時代はそんな感じでした。
そんなあなたにおすすめの方法は、「なりたい上司を決める」こと。
「あの人みたいになりたい」とか「あの人の立場になりたい」というのを決めましょう。
もちろんざっくりで良いです。大雑把な将来象で良いんです。
細かく決め過ぎても思い描いた通りに行くとは限らないので大丈夫です。
なので、まずは「なりたい上司」または「なりたい立場」をざっくりと決めてみましょう。
公務員のキャリアプランの描き方② 今の自分の立ち位置を理解する
ざっくりと将来象が決まったら、今のあなたの立ち位置も把握しましょう。
今の自分の状況を理解することによって、「将来象と今の自分」の乖離が分かります。
- あなたはどんな資格があるのか
- あなた自身を信頼してくれる同僚はどのくらいいるのか
- 今のあなたに足りないものはどんな能力なのか
上記のこと、をざっくりで良いので言語化できるようにしましょう。
公務員のキャリアプランの描き方③ 理想の将来像までの小さな目標を決める
今のあなたと将来象の乖離がわかれば、あとは細かく目標設定するだけです。
具体的には、
- 3年後には〇〇の資格取得
- 5年後までには〇〇の役職になる
- 10年後には〇〇する
という感じで、なりたい将来像までに必要な過程を設定します。
このときにコツは「将来から逆算すること」です。
今のあなたから順番に思い描いていくのではなく「未来から現在」に近づいていくように設定すると良いでしょう。
【公務員のキャリアプラン】誰でも出世できる具体的な3つの方法

公務員の場合、出世する方法は民間企業とは若干異なります。
具体的な出世する方法は以下の3つ。
- ポイントとなる年代の上司の信頼を得る
- 一生懸命な姿を存分に見せていく
- 加点するよりも減点をなくす意識
1つずつ具体的に解説していきます。
公務員で出世する方法① ポイントとなる年代の上司の信頼を得る
ポイントとなる年代の上司って何??って思いますよね。
簡単です。
例えば、
あなたが係長になるときの決裁権者は誰になりそうですか?
あなたが部長になるときの決裁権者は誰になりそうですか?
このように、将来あなたの役職が変わりそうな年に、「誰が人事を動かす権利を持っているか」を考える必要があります。
その「ポイントとなる人」の信頼を得られれば、出世できる可能性は広がるのは当然ですよね。
公務員で出世する方法② 一生懸命な姿を存分に見せていく
残念ながら、公務員には明確な数値で職員を評価する方法がありません。
営業成績があるわけではないし、必要な資格があるわけでもないので。。。
なので、「とにかく一生懸命働いている」という印象付けは大切。
例えば、残業をしてアピールをしたりですね。もちろん無駄なことですが、公務員で出世したいなら仕方ありません。
なので、公務員として出世したいなら、「頑張ってる自分」をアピールした者勝ちなのです。
公務員で出世する方法③ 加点するよりも減点をなくす意識
これが公務員と民間企業の大きな違いになりますが、公務員はとにかく前例踏襲の文化が強いです。
例えば、他に効率の良い問題解決方法があったとしても「今までと同じ方法で仕事をする方が無難」と考えるのが公務員。
もっと効率化しようと思って挑戦しても、失敗したときには叩く上司の方が多いのが現実ですよね。
なぜなら、上司からしたら「効率化しても自分の評価が上がるわけじゃないのに、失敗したら評価が下がる」というハイリスクノーリターンだから。
なので、基本的には波風立てずに、無難かつ一生懸命な姿をアピールした方が、公務員では出世しやすいです。
キャリアプランはあくまで目安でしかない

キャリアプランは、あくまで目安でしかありません。
なので、あまり固執し過ぎなくても大丈夫。上手くいかないと不安になるかもしれませんが、その都度臨機応変に対応することが大切です。
例えば、「係長になる予定だったのになれそうにない」とか、普通に有り得ますよね。
だけど、そのキャリアプランが数年ズレたところで、そこまで気にする必要ないのです。
なので、キャリアプランにはあまり固執せず、目安程度にしておきましょう。
人生のキャリアは公務員以外にもある

正直、公務員でいること自体が数ある選択肢の1つに過ぎません。
例えば僕の場合、そのまま公務員を続けていれば、ある程度出世できるくらいの仕事はこなしていました。
しかし、無駄に残業したり、上司の非効率な方法に合わせて行くのは時間が勿体ないという思いが日に日に大きくなり転職。
転職してみたら人生が大きく変わったのはもちろん、視野がかなり広がり、収入も増加しました。
なので、転職もキャリアプランの1つに入れておくのもオススメです。転職という選択肢があるだけで心にだいぶ余裕ができます。
【まとめ】自分に正直に行動しよう
公務員のキャリアプランについて解説しました。
結論として、僕が言いたいことは、「自分の気持ちに正直に生きよう」ということ。
例えば、出世したいと思うのも全然悪いことではないし、公務員を辞めて他のことがしたいというのも全然OK。
逆に、周りの目を気にして自分の気持ちを抑え込むのはNG。
なので、出世したいなら周りの目を気にせずに努力していけば周りもついてきてくれるし、公務員を辞めたいなら辞めても何とかなります。実際、僕が辞めても上手くいってるので。
1度きりの人生、自分の気持ちに嘘をつかずに、やりたいことを真っ直ぐにやっていきたいですよね!