公務員のこと

【公務員を辞めたい人は必見】公務員のメリットと辞める時の注意点を解説

【公務員を辞めたい人は必見】公務員のメリットと辞める時の注意点を解説

「公務員を辞めたい」

「辞めたいけど特にやりたいこともない」

「安定してるから辞めるのが怖い」


今回はこのようなお悩みについてお応えします。

この記事の内容
  • 僕が公務員を辞めたいと思った5つの理由
  • 公務員の5つのメリット
  • 公務員を辞める時に気をつけるべき3つのこと
  • 公務員を辞めるなと言われても気にする必要はない
  • 公務員を辞めても安定させるたった1つの方法
  • 公務員を辞めたいなら人がまず最初にするべきこと


本題に入る前に、この記事を書いている僕が何者なのかを書かせてください。

僕は大学を卒業してから6年間公務員(消防士)として勤務。田舎の消防士だったので給与基準などは市役所の行政職と同じ扱いでした。

現在は公務員を辞めてプログラマーをやってます。


公務員を辞めたいけど安定してるし周りに辞める人も少ないし、周りからは辞めない方が良いと言われるし。。。という悩みを抱えていませんか??



まさに昔の僕も同じ気持ちでした。なんとなく公務員を辞めるのって罪悪感があるし、公務員は出戻りができない不安もあります。



確かに、適切な準備をしないと公務員をやめたことを後悔する可能性もあります。



しかし、この記事を読めば、あなたが公務員を辞めても良いのか公務員を辞める時の注意点公務員を辞めた後も安定を捨てないためにどうしたらいいのかがわかるはず。



全て僕の実体験から話しているので、かなり参考にしてもらえると思います。

僕が公務員を辞めたいと思った5つの理由

僕が公務員を辞めたいと思った5つの理由

僕が公務員を辞めたいと思った理由は以下の5つ。

  1. 収入が低い
  2. 勤務時間に不満
  3. 人間関係に不満
  4. やりがいがない
  5. 将来への不安


1つずつ順番に解説していきます。

公務員を辞めたかった理由① 収入が低い


厳密に言うと、公務員の収入は決して低くありません。



しかし、サービス残業は多いし、副業はできない(できるけど制限が多い)し、頑張っても収入に反映されないため相対的に低く感じます。

例えば僕の場合は周囲の友人の収入と比較してみたら、全く敵わなかったんですよね。その友人は営業の仕事をしていたのですが、僕の部署の係長と同じくらいの年収でした。


「公務員は年齢が上がれば収入も上がる」と思っていた当時の僕からすると結構ショックでしたね。



「逆に係長になってやっと今の友人と並ぶのか。。。」と。そう考えると、生涯賃金はあまり高いとは言えませんよね。



僕の消防士時代の収入については、こちらの記事で給与明細つきで解説してます。

公務員を辞めたかった理由② 勤務時間に不満


僕の場合は消防士だったので、普通の公務員とは少し違いましたが、合計の働く時間は同じ。



しかし、サービス残業が多かったり、地域の行事にボランティアで参加しなければならなかったりと、自分の時間が奪われることが多かったです。



無料で自分の時間が奪われるって結構キツいですよね。

公務員を辞めたかった理由③ 人間関係に不満


公務員って利益を追わない分、評価基準もはっきりしてないんですよね。



しかも年功序列なので、仕事できない上司に偉そうにされたり、職場内でパワハラがあったり、というのにうんざりしてました。



もちろん良い人も多かったんですが、悪い人間関係が少しでもあると精神的に消耗します。

公務員を辞めたかった理由④ やりがいがない


やりがいに関しては個人差がありますが、僕は公務員の仕事にやりがいは見出せませんでした。



消防士といえども出動以外は事務仕事がほとんど。なので市役所の行政職と仕事内容は似てましたね。



公務員の仕事内容は基本的に前例踏襲なのでやりがいを見出すのは難しかったです。

公務員を辞めたかった理由⑤ 将来への不安


「将来への不安があった」というと「公務員なのに?!」と周りからよく驚かれました。



しかし実際、公務員の将来は安泰ではありません

退職金も減少傾向にあるし、年金だって僕らの老後は貰えるかわかりません。なので、ほとんどの人は定年退職した後にも結局働きますよね。


公務員だと「手に職」がないので、定年退職後の仕事探しに苦労する人が多いです。仕事を見つけたとしても安月給で消耗します。



このように、手に職がないことによる将来への不安はかなりありました。

「公務員になれば一生安泰」という考えはもう古いのかもね。

公務員の5つのメリット

公務員の5つのメリット

ただし、公務員のメリットももちろんあります。主に次の5つです。

  1. 収入・社会的地位が安定している
  2. 利益を求める必要がない
  3. 人間関係で悩んでも異動がある
  4. 休みが取りやすい
  5. 退職金が出る


順番に解説していきます。

公務員のメリット① 収入・社会的地位が安定している


収入が安定しているというのはもちろんなのですが、公務員は「社会的地位」も安定しているんです。

例えば住宅ローンを借りるとき、よっぽどの理由がない限り公務員は審査に落ちることはないですよね。


他にも職業を聞かれた時に「公務員です」と答えて悪い反応をする人は少ないはず。



なので公務員は収入だけでなく社会的地位が安定しているというのはメリットの1つです。

公務員のメリット② 利益を求める必要がない


民間企業の場合、仕事をする上ではどうしても利益を意識しなければなりません。



例えばあなたが自動車の営業をしているとします。毎月毎月車の売り上げに追われるのって結構大変そうですよね。



しかし公務員にはそれがありません。その分稼げないのが公務員ですが、利益に追われることもないので気楽です。

公務員のメリット③ 人間関係で悩んでも異動がある


これは公務員だけではなく大企業なども同じかもしれませんが、部署異動がありますよね。



例えばあなたが職場の上司に毎日パワハラを受けていてどうしようもない状況だとしましょう。この場合、小さな会社だとおそらく解決策はなし。



しかし、公務員はどうでしょうか?部署異動がありますよね。

人間関係でトラブルがあったときに、「仕事を辞める」以外にも解決策があるのはありがたいことだね。


しかしリモートワークが当たり前の今の時代、そもそも人間関係で悩むことが減るため、メリットとしては少し小さいかもしれません。

公務員のメリット④ 休みが取りやすい


公務員は休みを取りやすいです。



理由は、②にも書いたのですが、公務員は利益を求める必要がないから。

例えば営業マンだったら、休みたい日にお客さんとのアポが入ったりすることも珍しくありません。


それに比べて公務員は利益を求める必要がないので、民間企業に比べて休みは取りやすいです。



もちろん最低人員の確保が必要な場合もありますが、有給申請された場合、特別な理由がない限りは承認するしかありません。



なので繰り返しになりますが、公務員は比較的休みを好きな時に取りやすいです。

公務員のメリット⑤ 退職金が出る


公務員は退職金が出ます。



しかも公務員の退職金はほとんどの民間企業よりは多い傾向にありますよね。



しかし公務員の退職金も減り続けているのも事実。



「退職金がたくさん出る」という公務員のメリットもいつまで続くかわからないので、稼げるスキルの習得が重要になりそうです。

公務員のメリットとデメリットについてはこちらの記事で詳しく書いてます。

>>公務員のメリットとデメリットを5つの視点から元公務員が徹底解説!

公務員を辞める時に気をつけるべき3つのこと

公務員を辞める時に気をつけるべき3つのこと


公務員を辞めるときには注意しなければならない点が3つあります。

  1. 辞める前に転職先を探しておく
  2. 辞める時期について(おすすめの時期もあります)
  3. 失業保険について


1つずつ解説してきます。

公務員を辞める時の注意点① 辞める前に転職先を探しておく


これは大切です。なぜなら、公務員を辞める前に転職先を探しておかないと、無職になって収入が途絶えてしまうから。



無職になっても生活していける収入がある人は良いですが、そんな収入があったら「公務員を辞めたいけどどうしよう」とは悩まないですよね。

しかし「今すぐに辞めないと精神的に病んでしまいそう」という人は例外。収入よりも健康の方が大切ですので、あなたの気持ちを大切にしましょう。


ただ、どちらにしても今すぐに求人を探すことは必須。僕はリクナビNEXTを使って転職成功したので、下記から見てみてください。

公務員を辞める時の注意点② おすすめの辞める時期


辞める時期をしっかり考えないと、金銭的な面で損をする可能性あり。

おすすめの辞めるタイミングは以下の3つ。

  1. 年度末(3月)
  2. 6月(ボーナス月)
  3. 12月(ボーナス月)


退職の時期に関しては、こちらの記事で詳しく解説してます。

公務員を辞める時の注意点③ 失業保険について


意外と知らない人が多いんですが、公務員は基本的に失業保険も受け取ることができません。僕も公務員を退職するまで知りませんでした。(笑)

しかし、例外もあるみたいです。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

>>公務員は失業保険をもらえる?受け取れる手当を解説(ハタラクティブ)


僕は人事係の人に、「公務員は退職金に失業保険分も含まれているようなもの」と説明されました。



そう考えると、公務員の退職金も多いように見えるだけかもしれませんね。

公務員を辞めるなと周りに言われても気にする必要はない

公務員を辞めるなと周りに言われても気にする必要はない

「公務員を辞めるのはもったいないから辞めない方が良い」と周囲の人から反対されるかもしれませんが、気にしなくてOK。



なぜならその人たちはあなたの人生を補償してくれるわけではないから。

結局は公務員を辞めた経験のない人が「なんとなく」で言っているだけんなですよね。


今後あなたが公務員を続けて「やっぱりあの頃転職しとけばよかった」と後悔しても、誰も責任取ってくれません。



なので、実際に公務員をやめた経験のある人の意見以外は無視してOKです。

少なくとも僕は公務員を辞めてよかったと思う


例えば僕は実際に公務員を6年で辞めましたが、ほんとに公務員を辞めてよかったと思っています。



もちろん僕も公務員を辞める時は周囲に反対されました。しかしいざ辞めたら、その反対していた人たちも応援してくれています。



僕は公務員を辞めてよかった理由はいくつかありますが、1番は人生が自由になったことです。

公務員時代は「組織に縛られている感じ」がすごかったんですよね。周囲の目を気にするストレスもありました。


しかし今は「公務員らしく」とか気にする必要ありません。



公務員で消耗している人を見るたびに「ほんとにやめてよかった」と今でも思います。

「たかが仕事」なので辞めてもOK


こんなこと言うと怒られるかもしれませんが「たかが仕事」なんですよね。



人生ではもっと大切なものがたくさんあります。家族とか、自分の健康とか、身体とか、趣味とか。

もともと、人生を楽しくするためにお金を稼いでるはずなのに、いつのまにか仕事が人生の中心になってしまっているんですよね。


さらに言うと、転職することを人生の一大事みたいに考えている人が多いです。特に公務員は他の職業と比べて転職に抵抗がある人が多い印象。



今の時代転職しない人の方が少ないです。なので、「たかが仕事」なので辞めてもOK。「公務員試験を受かるくらい優秀な人」が公務員の仕事に消耗しているのはもったいない気がします。

公務員を辞めても安定させるたった1つの方法

公務員を辞めても安定させるたった1つの方法

公務員を辞めても人生を安定させる方法は「手に職」をつけること。



なぜなら「手に職」がつくと仕事に困らなくなるから。

しかし手に職がつけば何でも良いわけではありません。需要が高くて汎用性のあるスキルがおすすめです。


例えば、僕はプログラミングスキルを身につけました。プログラマーの需要は大きいため、収入は高い傾向にあるし、おそらく今後仕事に困ることはありません。



なので、需要の高いスキルを身につければ、仕事に困ることはないでしょう。

特にやりたいことがない人はスキル&収入重視がおすすめ


上記の理由から「公務員を辞めたいけど、特にやりたいこともない」という人はスキルが身につけば収入が上がるような職業を選ぶのがおすすめ。



僕も「スキルが身について稼げる仕事にしよう」っていう判断基準でプログラマーになりました。(もともとはパソコンが大の苦手でしたが、、、笑)



もちろん他にも需要の高いスキルはありますが、個人的にはプログラミングスキルは結構おすすめ。



プログラミングをおすすめする理由についてはこちらの記事で詳しく書いてあります。

公務員を辞めたいなら人がまず最初にやるべきこと

公務員を辞めたいなら人がまず最初にやるべきこと

「公務員を辞めたいけど、結局何から始めれば良いの?」と思いますよね。



結論、まずは転職サイトで求人を調べましょう



今すぐに辞めたい人もいるかもしれませんが、転職サイトを見るくらいなら数分あればできるので求人を見ておいた方が良いです。いろいろ探してみたけど「公務員の方が良さそうだな」と感じたら公務員を続ける道もあるかもしれないので。



そして誰かに相談しながら転職活動をしたいと言う人は、転職サイトと同時に転職エージェントにも登録して相談しながら進めるのもあり。



どれも無料で使えるので、使わない理由はありません。



僕が実際に使った転職サイト、転職エージェントはこちらにまとめてあります。

【まとめ】慎重かつ早めの行動が重要

公務員を辞めたいと思った人は、慎重のなりつつも早めの行動が必要です。



なぜなら慎重さに欠けると転職に失敗するし、行動が遅いと転職すらできなくなる可能性もあるからです。

ただ、転職においては慎重さは十分ある人が多いです。なので、意識するべきは行動を早くすること。


公務員を辞めると決めている人はもちろん、決まっていないとしても転職サイトで求人を見てみることは大切。



僕も公務員を辞めようか迷い始めた時点でリクナビNEXTで求人を見てみたら、いろんな世界があることに驚いた記憶が今でも残っています。早めの行動を心がけましょう。

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