「消防士はやめとけって言われる理由は?」
「消防士はやめとけって聞くけど実際はどうなの?」
「現役の消防士なんだけど、転職した方が良いの?」
今回は、こんな疑問にお応えします。
- 「消防士はやめとけ」と言われる5つの理由
- 消防士のメリットデメリット
- 僕が消防士を辞めた5つの理由
- とはいえ、消防士は良かったこともたくさんある
この記事を書いている僕の自己紹介をさせてください。
【自己紹介】
- ぱんだの中の人(詳しいプロフィール)
- 元公務員(消防士)
- 現役の在宅エンジニア(未経験から転職)
- YouTube(ぱんだ【元消防士エンジニア】)
- twitter (@from_fdcom)
僕は、6年間消防士として働いていました。そして色々なことに悩んだ上で転職を決意。他の職業と比較した消防士の良い点、悪い点については割と経験もしたし、詳しい方だと思います。
「消防士はやめとけ」とか「公務員はやめとけ」という言葉をよく耳にするようになりましたよね。
でも、消防士はやめといた方が良いかどうかは、人によって異なるのは当たり前。
このような情報を鵜呑みにしてしまい、辞めた後に後悔することになっても後戻りできません。
しかし実際には、消防士に向いてなくて、「消防士を辞めなかった後悔」をしている人が多いのも事実。
実際に僕は、消防士をやめましたが後悔はゼロ。それどころか今は、消防士独特の縛りから解放され、自由な生活を送っています。
このように、やめた方が良い人もいればそうじゃない人もいます。
この記事を読み終わるころには、今のあなたが消防士をやめといた方が良いのかどうかが明確になるはずです。
公務員試験について詳しく知りたい方は、こちらから無料のハンドブックがもらえるので、ぜひ読んでみてください。
「消防士はやめとけ」と言われる5つの理由

「消防士はやめとけ」と言われる理由は主に次の5つです。
- 給料が低い
- 身体への負担が大きい
- 人間関係が複雑
- 拘束時間が長い
- 退職金が減り続けている
順番に解説していきます。
「消防士はやめとけ」と言われる理由① 給料が低い
消防士は、結局のところ公務員。
給料は民間と比較して安いわけではありません。
しかし、副業ができないため稼ぎにくいのは事実。
しかも今の時代、公務員の倍率は昔に比べてかなり高いですよね。
公務員の中でも消防士はさらに倍率は高いです。
つまり、消防士になれたということは、平均以上の学力と体力があるということ。
学力も体力も平均以上なのに、収入は平均で、かつ副業もできない。。。
能力があるのにかなりもったいないと思います。
「消防士はやめとけ」と言われる理由② 身体への負担が大きい
消防士は、24時間勤務ということもあり、体への負担が大きいことは、みなさんも想像できると思います。
特に、夜中に飛び起きて緊急出動があるときは、かなり心臓がバクバク鳴るよね。
もちろん、生活リズムも不規則になりがちなのは言うまでもありません。
ちなみに、消防士なら1度は聞いたことあるかもしれませんが、消防士は平均寿命が短いという噂もあるくらいです。(しっかりとしたデータがないので定かではないですが。。。)
「消防士はやめとけ」と言われる理由③ 人間関係が複雑
消防士は、人間関係が複雑になりがちです。
というのも、消防士は上下関係を過度に気にする人が多いんですよね。
おそらく、体育会系という概念を履き違えている上司が多いことが原因。
「昔はもっと厳しかった」というのが口癖の上司、あなたの周りにもいませんか?
その言葉の裏には、「お前らももっと辛い思いをしろ」という願望があるかもしれません。
「消防士はやめとけ」と言われる理由④ 拘束時間が長い
消防士は、普通の会社員よりも拘束時間が長いです。
具体的には、1回の当直勤務で24時間も拘束されるのに対して、実際の勤務時間は15.5時間です。(消防本部によって異なるかもしれませんが。。。)
つまり、「無賃金拘束時間」が長いんですよね。つまり、その分、自由な時間や家族との時間が減ってしまうことになりますよね。
「消防士はやめとけ」と言われる理由⑤ 退職金が減り続けている
公務員の退職金が減り続けているということは実際にデータとして出ています。

(引用元:マネービバ)
さらに、これからも公務員の退職金は減り続けると言われています。
寿命が伸びて年金や退職金が減っていく時代に、公務員でいることのメリットが昔より小さいのは事実ですね。
消防士のメリット・デメリット

消防士のメリットとデメリットについて、僕の実際の経験も踏まえて解説していきます。
消防士の3つのメリット
まずは消防士の良い点についてです。主に下記の3つ。
- 安定している
- 仕事内容が簡単
- 良い仲間と出会える
1つずつ解説していきます。
消防士のメリット① 安定している
消防士は公務員なので、誰もが思い浮かぶメリットの1つが「安定」ですよね。
給料はもちろんですが、ボーナス、福利厚生なども充実しているのが公務員です。
例えば、コロナ禍のように不景気になったとしても、ボーナスは減ったとしても無くなることがないのもメリットの1つでしょう。
消防士のメリット② 仕事内容が簡単
消防士は人の命を預かる重要な仕事です。
しかし、その仕事内容が難しいかと言われるとそんなことはありません。
例えば僕の場合、今はプログラマーだけど、仕事の難易度は消防士の方がはるかに楽だったよ。
そして公務員は基本的に前例踏襲なので、新しい工夫の必要性が民間企業と比較して少ないんですよね。
消防士のメリット③ 良い仲間と出会える
消防士は、組織の人数もそれなりに多く、消防学校などの研修もあるので、良い仲間に恵まれることが多いです。
もちろん嫌な人間関係も増えますが。。。笑
僕は、消防士を辞めた今でも、消防士時代の仲間とは未だに飲みに行ったり、BBQをしたりするよ。
僕にとって消防士時代の仲間は、一生の財産といっても過言ではありません。
あとは、隠れたメリットとして、「消防士は割とモテる」というのも添えておきます。笑
消防士の3つのデメリット
次に、消防士のデメリットについてです。主に下記の3つ。
- 稼ぎにくい
- 上下関係が大変
- スキルが身に付かない
1つずつ解説していきます。
消防士のデメリット① 稼ぎにくい
こちらは先ほども言いましたが、消防士は公務員なので、原則、副業ができません。
確かに給料は安定しているのですが、残業代で稼いだり、営業のインセンティブがあったりするわけではないので、案外給料は低くなりがち。
特に僕の場合は、もっと稼いで家族と余裕のある生活をしたかったので、「稼げない」というデメリットは、かなり大きな転職の理由になりました。
消防士を辞める勇気はでないけど、何とかして収入を上げたい。という人はこちらを参考にしてください。
>>消防士でも副業が可能な理由とおすすめの副業3選【元消防士が徹底解説】
消防士のデメリット② 上下関係が大変
消防士は、他の公務員や企業に比べて、かなり上限関係が厳しいですよね。
特に新人のころは、絶対に聞こえる声で挨拶をしているにもかかわらず、「声が小さい」という謎の理由で怒られたりします。
普通にパワハラですよね。さらに僕のいた消防本部では、休憩時間に新人が上司よりも早く休憩すると、陰口を言う上司もいました。
なので、上下関係についてはかなり大変な職業なのは間違いありません。
逆に僕は今、上司よりも早く定時に帰っても、出勤がギリギリでも怒られることはないので、かなり気楽です。
消防士のデメリット③ スキルが身に付かない
消防士は汎用的なスキルが身につきません。
なので、市場価値が上がりにくいんです。
例えば、民間企業で営業をやってる人と、消防士をやってる人だったら、転職後に年収が上がりやすいの間違いなく前者。
公務員とはいえ、今は退職金も年金も減り、退職後はあたらかなければ厳しい時代。
そんなときにスキルがないと仕事に困ったり、収入が大きく下がる可能性大です。
僕はそれが嫌だったので、プログラマーになって、どこでも稼ぎやすいプログラミングスキルを身につけることにしました。
僕が消防士を辞めた5つの理由
- 収入が大きく上がらない
- 定年退職後が不安だった
- 組織に縛られすぎる
- 家族との時間を増やしたかった
- 将来、上司のようになりたくなかった
こちらは、この記事で詳しく解説しています。
とはいえ、消防士になって良かったこともたくさんある

「消防士はやめとけ」という意見も多いです。
しかし、当たり前ですが、それは人それぞれ。
僕の個人的な意見としては公務員はおすすめしません。
ですが、消防士に向いている人もいるし、僕自身、消防士をやってよかったこともたくさんあります。
一生の仲間に出会えたこと、消防士でしかできない命に関わる貴重な経験ができたこと、などです。
なので、消防士になったことを後悔はしていないし、今後も後悔することはないでしょう。
結論、消防士のデメリットを受け入れられる人は、消防士を続けるのも全然ありだということです。
今なら公務員試験に役立つハンドブックが無料で受け取れます。無料とは思えないほどの情報量ですが、数量限定なのでお早めにチェックしておきましょう。
【まとめ】消防士は素晴らしい職業だけど、辛いならやめとけ
結論、消防士は素晴らしい職業です。
でもきっと、この記事に辿り着いたあなたは、消防士を辞めたい気持ちがどこかにあるはず。
最終的に決めるのは自分ですが、そこまで公務員をやめること自体、重く受け止めなくても大丈夫。
どうしても、消防士をやっていて辛い、辞めたい、という気持ちがあれば、転職を考えるのもあり。
なぜなら、辞めて後悔することももちろんあるかもしれませんが、辞めずに後悔することもあるからです。
そして、行動は気持ちが熱いうちにしましょう。ほとんどの人は行動が遅くて失敗するので。。。
一度きりの人生なので、嫌なことで人生の大変を終えるのは非常にもったいないですよね。
少しでも楽しく幸せな時間を増やすためにも、行動しましょう。