公務員のこと

消防士は休みが多いのか?職場での拘束時間は他の公務員より長いです

消防士は休みが多いのか?職場での拘束時間は他の公務員より長い

「消防士の休日ってどれくらい?」

「消防士は休みが多いって聞いたけど本当はどうなの?」

「消防士よりも休みの多い職業はある?」


今回は、このような疑問にお答えします。

この記事の内容
  • 消防士は休みが多いと感じるだけ
  • 消防士の休日は月に約20日も!?
  • 消防士の職場での拘束時間は他の公務員よりも長い
  • 消防士は休みが多いけど呼び出しもある?!
  • 消防士が家族を持つと休みが多く感じる理由
  • 消防士より休みが多い職業はあるのか


本題に入る前に、僕の自己紹介をさせてください。

自己紹介

僕は新卒から6年間、消防士をやってました。そして場所も時間も選ばずに働けるというメリットに惹かれ、プログラマーに転職しました。


僕自身、消防士になった理由の1つが、「休みが多いと聞いたから」。なので、消防士の休日の多さを魅力的に感じている気持ちがよく分かります。笑



でも消防士って実際に働いてみて、休みは多く感じるのでしょうか?



もしももっと休みが多い仕事があるとしたら、消防士の厳しさの中で働くのが本当にあなたにとって正しい選択かは微妙ですよね。



僕は休みが多い生活に憧れて消防士になりましたが、消防士よりも「好きな時間に休んで好きな時に働く」という働き方ができることに憧れてプログラマーになりました。



そんな休日大好きな僕が、消防士の休みは多いのかどうかについて解説していきます。

消防士は休みが多いと感じるだけ

消防士は休みが多いと感じるだけ

結論から言うと、消防士は「休みが多い」と感じるだけです。



実は、1ヶ月当たりの合計労働時間は他の職業と対して変わらないんです。



例えば、消防士の1当直(24時間勤務)は市役所の2日分と同じ勤務時間になっているんですよね。



一見すると24時間なので3日分に見えるかもしれませんが、仮眠の時間やその他の休憩時間を差し引きすると市役所の2日分と同じになります。

消防士が休みを多く感じる理由


先程も言いましたが、消防士は1回の出勤で市役所の2日分働きます。



そして勤務明けの日は朝帰宅しますよね。つまり、勤務明けの日の昼間は休みの気分になります。

たとえ次の日が仕事だとしても昼間休んでいるため、勤務明けの日も「休日」のような錯覚が起きるんです。


これが、消防士が休みを多いと感じる理由です。

消防士の休日は月に約20日も!?

消防士の休日は月に約20日も!?

勘のいい人は気づいたかもしれませんが、消防士は月に10回~11回しか出勤しません。



理由はもうわかるかもしれませんが、1回の勤務が長いからです。



単純に1当直で市役所の2日分の実働時間になるため、月に20日~22日分働いてるのと同じですよね。



消防士は月に10回くらいしか出勤しないので、休みが多く感じるのも当然です。

実は、消防士の職場での拘束時間は他の公務員よりも長い

下のグラフを見てください。青が消防士で、緑が日勤の公務員です。

消防士の勤務時間、拘束時間を他の公務員と比較

1番右側が、合計の拘束時間(休憩時間も含めた職場にいる時間)になるんですが、消防士の実働時間は他の公務員の2日分なのに対して、拘束時間は約3倍。

これってつまり、家で過ごせる時間が少ないってことだよね。


ここからも分かる通り、消防士は拘束時間が長いです。なぜなら、休憩時間も仮眠時間も「無賃金拘束時間」になるからです。



普通の公務員の無賃金拘束時間は「お昼休み」しかありませんよね。しかし消防士の場合、「お昼休み、夕食休み、仮眠」があるのです。



常に出動に備えているためもちろん自由な外出は基本不可。つまり、実は消防士は拘束時間は他の職業よりも長いんです。

消防士は休みが多いけど呼び出しもある?!

消防士は休みが多いけど呼び出しもある?!

消防士は災害時には休みの職員も呼ばれることがあります。



特に人数が少ない田舎の消防士とかだと、休みの日に呼び出されることも少なくありません。

例えば僕のいた消防本部も人数が少なかったので、火災があったり災害が起きたりした時は休日でも呼ばれるんですよね。


災害が起きそうな台風の時に、家族を残して仕事に行くのはすごくキツかった記憶があります。

消防士が家族を持つとさらに休みが多く感じる理由

消防士が家族を持つとさらに休みが多く感じる理由

消防士は家族を持つと休みがさらに多く感じます。



理由は、平日の昼間も休めるからです。

土日休みの人の場合、自分の休みと子供の休みがほぼ同じですよね。なので1人の時間はほぼありません。


しかし消防士の場合、奥さんも働いていて、子供が幼稚園や学校に行っている平日の昼は1人の時間ができます。



なので、消防士は家族を持つとさらに休みが多く感じるんですよね。

その代わり、土日も仕事がある消防士は、家族と過ごす休日は少なくなるかもしれないね。

消防士より休みが多い職業はあるのか

消防士より休みが多い職業はあるのか

拘束時間が長いかもしれませんが、消防士が休みを多く感じるのは紛れもない事実。



そこで、他に消防士より休みの多い職業はあるのでしょうか。



答えはYES。具体的に言うと、「ITスキル」を身につければOKです。

なぜならITスキルがあれば、好きな場所で好きな時間に働くこともできるし、独立して週3勤務のフリーランスになることも可能だから。


例えばプログラミングスキルがある場合は、好きな時間まで寝て好きな時間に仕事をするということも可能。独立もしやすいです。



どうでしょう?ITスキルを身につけた方が消防士より休みを多くできそうですよね。

これも僕が消防士を辞めてプログラマーになった理由の1つだよ。

【まとめ】休みを多くしたいならスキル習得がおすすめ

結論、消防士は休みが多く感じます。でも、拘束時間が長かったりというデメリットもあります。


なので、より多くの休みが欲しければスキル習得をしましょう。



理由は、スキルがあれば自由な働き方も可能だからです。僕は暇になりたくてプログラマーになったので。笑



なのでもちろんおすすめのスキルはプログラミング。


休みが多いと感じる消防士も良いですが、のんびり稼ぎながら好きな時に休める生活の方が良いかもしれませんね。

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